「自分に自信が持てないです」
「自己評価が低いんです」
と言うお悩みをお持ちですか?
臨床をしていると、このようなことで悩む方が最近とても増えたな、と言う実感があります
なぜこのような現象が起きているのかを知っている人がいたら、教えていただけたら嬉しいのですが
私は、「自分に自信を持ちましょう」とか「自己評価を上げましょう」と言うスローガンが、最近そこここで流行っていることも影響しているのではにかなと考えています。
ところで、自分に自信がある状態ってどう言うことでしょうか?
「自分はできる」って何度も唱えて根拠のない自信を持っていないといけないのでしょうか?
何かの才能があって、誰かより優れていないと「生きている価値がない」なんて考えちゃう方まで増えて来ているみたいです。
優秀な人しか生きている価値がないという考えを「優生思想」といいますが、これはナチスドイツで虐殺の根拠にもされてしまったものでありますから、ある意味、危険思想と言ってもいいものです。
才能がある方は本当に素敵だと思いますが、生きる価値の有無と才能は全く関係がないと言うことを忘れないようにしなければなりませんね。
生きるために持つべき「自信」や「肯定」とは
「自分が生きていていい存在である」
と言うことを自信をもって言えることではないでしょうか
そして、それは誰に何を言われようとも、常に正しいことであり、疑う必要もないことであると知ることが何より大切です。
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